格安SIMの主なデメリット10選
① 昼の時間帯に通信速度が遅くなる
格安SIMの最大のデメリットが、昼12〜13時の通信速度の低下です。格安SIM(MVNO)は大手キャリアから回線を借りているため、回線の混雑時間帯(特に昼休み)には速度が著しく落ちることがあります。平均速度が1Mbps以下になるケースも珍しくありません。
対処法
昼の混雑に強いのは大手キャリアのサブブランド(ahamo/LINEMO/povo/UQ mobile/Y!mobile)です。純粋な格安SIM(IIJmio等)の場合は、夜間や深夜帯はほぼ影響ありません。
② 店舗サポートがない・少ない
多くの格安SIM(特にオンライン専用プラン)は実店舗を持たないため、トラブル時の対応はチャット・メール・電話に限られます。機種の設定サポートや対面での相談が必要な方にはデメリットになります。
③ キャリアメールが使えなくなる
@docomo.ne.jp / @au.com / @softbank.ne.jpなどのキャリアメールアドレスは、格安SIMに乗り換えると利用できなくなります(有料オプションで継続利用できるキャリアもあり)。乗り換え前にGmailやYahoo!メールへ移行しておきましょう。
④ キャリア決済が使えなくなる
ドコモ払い・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払いなどのキャリア決済は、格安SIMでは原則利用できません。アプリの課金やコンテンツ購入をキャリア決済で行っていた方は事前に支払方法を変更する必要があります。
⑤ 回線エリアの注意点
格安SIMは大手キャリアの回線を借りているため、エリア的には大差ありませんが、楽天モバイルのように自社回線が整備中の場合はエリア外でローミングになることがあります。地方や山間部での利用が多い方は特に確認が必要です。
⑥ 端末の動作確認が必要
すべてのスマートフォンが格安SIMに対応しているわけではありません。特にSIMロックが解除されていない端末や、VoLTE非対応の古い端末は通話ができない場合があります。
⑦ かけ放題オプションが割高になることも
大手キャリアでは通話料が含まれたプランが多いのに対し、格安SIMは通話料が別途かかります(税込22円/30秒)。月の通話時間が長い方はかけ放題オプション(月880〜1,100円)を追加する必要があり、トータルコストが増える場合があります。
⑧ テザリングの速度制限
一部の格安SIMではテザリング使用時に速度が制限されることがあります。PCやタブレットへのテザリングを頻繁に使う方は、プランのテザリング仕様を必ず確認してください。
⑨ 初期設定(APN設定)が必要
格安SIMに乗り換えると、スマートフォンのAPN(アクセスポイント名)を手動で設定する必要がある場合があります。iPhoneはプロファイルのインストール、Androidは手動設定となることが多く、手順を間違えると通信できなくなることもあります。
⑩ 契約事務手数料
格安SIMに新規契約する際に3,300円前後の事務手数料がかかるプランがあります。ただし、オンライン申し込みで無料になるキャンペーンが頻繁に行われているため、キャンペーン期間中の申し込みがおすすめです。
それでも格安SIMへの乗り換えを勧める理由
上記のデメリットは、あらかじめ把握しておけばほとんどの場合回避・対処可能です。一方で、格安SIMのメリットは非常に大きく、大手キャリアから乗り換えることで月3,000〜7,000円の節約が見込めます。
- 昼の速度が気になるならahamo・LINEMO・UQ mobile・Y!mobileを選べばOK
- 店舗サポートが必要なら実店舗のあるUQ mobile・Y!mobile・楽天モバイルを選択
- キャリアメールはGmailに移行すれば完全代替可能
KEN編集長の結論
格安SIMのデメリットで特に注意が必要なのは「昼の速度低下」と「サポートの薄さ」の2点です。この2つが気になる方はahamo・LINEMO・UQ mobile・Y!mobileのような大手キャリアのサブブランドから始めることをおすすめします。
月額4,000〜8,000円払っているなら、乗り換えで年間5〜10万円の節約も現実的です。デメリットを理解したうえで、ご自身の使い方に合うプランを選びましょう。